ニュース 商業・サービス 作成日:2015年11月13日_記事番号:T00060376
大手量販店、大潤発(RTマート)が米国から輸入して販売していた缶入り炭酸飲料「マウンテンデュー(355ミリリットル)」に台湾では禁止されている添加物の臭素化植物油(BVO)が含まれていた上、成分表示に「コーン油」と記載されていたことが市民の指摘で明らかとなった。これを受けてRTマートでは12日までに在庫の1万5,000缶余りを全て売り場から撤去。衛生福利部食品薬物管理署(TFDA、食薬署)は同社に対し、表示不実などの違反で罰金を科す方針だ。13日付聯合報が報じた。
TFDAは、BVO含有量は15ppm(100万分の1の濃度)以下なので、過度な心配は不要と呼び掛けた(TFDAリリースより)
TFDA食品組の潘志寛組長は、台湾で認められる食品添加物はポジティブリスト方式を採用しており、臭素化植物油はリストの中に含まれていないと説明。これを使用した場合、違反者に対し「食品安全衛生管理法」違反で6万〜2億台湾元(約22万5,000〜7億5,000万円)の罰金を科すことができるという。
TFDA北区管理中心の王徳原副主任によると、調査の結果、RTマート以外に13業者がマウンテンデューを輸入していたことが判明。そのうち佑宥貿易(4,984缶)と宇秋企業(36缶)の輸入した商品にもBVOが含まれていたことが明らかとなったが、まだ販売されていなかった。
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