ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年11月13日_記事番号:T00060381
財政部はこのほど、高雄港でダンピング(不当廉売)を理由に輸入が差し止められていた中国製鉄筋4,000トンについて、輸入業者の不服申し立てを退けた。これにより、問題の鉄筋は中国に返送されることになった。13日付経済日報が伝えた。
問題の鉄鋼は江蘇沙鋼集団から輸入されたホウ素合金製鉄筋で、中国での13%の輸出戻し税還付により、価格が台湾メーカーの製品よりも1トン当たり2,000台湾元(約7,500円)安く、台湾鉄鋼業界が業界団体を通じ、輸入差し止めを求めていた。
鉄鋼業界関係者は「短期的には低価格の中国産鉄筋は入ってこないだろうが、中長期的にサービス貿易協定が承認されれば、中国製鉄筋が再び台湾市場を狙うとみられ、事前準備が必要だ」と述べた。
輸入業者の劉廷烈氏は「行政訴願では敗れたが、行政訴訟を起こし、賠償責任も問いたい」と述べ、引き続き争う姿勢を示した。
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