ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2015年11月16日_記事番号:T00060409
鉄鋼・金属業界で最近、世界的な市況の低迷を受けて一部メーカーが無給休暇や残業時間の縮小を導入する一方で、業界最大手の中国鋼鉄(CSC)は技術者、エンジニアなど一般従業員を新たに522人採用することを決定した。12月に採用試験を実施する。一度の採用としては1995年の民営化以来、最大規模となる。これにより今後5〜10年の退職者増に備え、人材育成を加速する方針だ。14日付工商時報が報じた。
CSCの李雄・行政副総経理は、同社では一般従業員、管理職を含め今後5年で2,000人以上、10年で4,500〜4,600人が定年退職を迎えると説明。うち一般従業員が3,400人前後を占めるため、早急に人材育成と業務の継承を進める必要があると語った。採用を予定する522人のうち技術員は378人、エンジニアは144人の予定だ。
なお同社が13日に発表した10月連結売上高は211億2,600万台湾元(約790億円)、営業損失は600万元となり本業では赤字に転落した。株式の処分により連結税引き前利益は1億900万元と黒字を維持したものの、前月比85%減、前年同月比96.29%減となり、過去3年8カ月で最低を記録した。
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