ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

液晶パネル2強、高級製品で収益確保へ


ニュース 電子 作成日:2015年11月16日_記事番号:T00060410

液晶パネル2強、高級製品で収益確保へ

 供給過剰と景気低迷による業績への影響を回避するため、友達光電(AUO)や群創光電(イノラックス)など液晶パネル大手2社は、利益率が高い高級パネルで収益確保を目指し、生き残りを図る方針だ。16日付蘋果日報が伝えた。

 当面は高解像度の4Kパネル、曲面パネル、量子ドット発光材料(QD)パネル、ハイダイナミックレンジ(HDR)パネルなどが主戦場になるとみられる。

 AUOはQD技術やHDR技術を生かした「アドバンストLCD(ALCD)」テレビ用パネルの量産を年内にも開始する。イノラックスも広色域を実現した新製品の発売を計画している。

 AUOの蔡国新総経理は「50インチ以上のテレビ用パネルで既に世界3位以内に入っており、50インチ以上の4Kパネルがテレビ用パネル全体に占める割合は第3四半期の30%から第4四半期には40%を超える見通しだ」と述べた。

 市場調査会社IHSは、HDRテレビ市場が来年から拡大し始めるものの、伸びは緩やかなものになるとし、17年時点で1,250万台の出荷規模を予想した。