ニュース 電子 作成日:2015年11月16日_記事番号:T00060413
IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)は第4四半期、スマートフォン向けチップ出荷量は9,500万〜1億500万セットと前期比約15%減少する見通しとなっているが、10コアSoC(システム・オン・チップ)「Helio X20」の本格出荷が始まったことでスマホ向けチップに占める8コア以上のハイエンドチップの比率が25%を超えると予測され、これにより平均販売単価(ASP)は5%上昇する見込みだ。16日付工商時報が報じた。
Helio X20は世界初のスマホ向け10コアSoCで台湾積体電路製造(TSMC)の20ナノメートル製造プロセスを採用。現在、メディアテックにおける最上位製品で、粗利益率も最高となっている。
ただ、同製品の第4世代(4G)移動通信(LTE)関連の通信技術に関する規格はカテゴリー6(Cat.6)で、クアルコムが来年第1四半期に発売を予定する「スナップドラゴン820」のCat.10に比べ1世代後れとなるため、中国顧客より性能が不十分との懸念が浮上している。このためメディアテックは最近、Cat.10に対応した次世代チップ「Helio X30」を顧客に公開したとされる。
業界関係者によるとHelio X30はTSMCの低コスト版16ナノFFC(FinFET Compact)プロセスを採用して来年、量産を開始する予定だという。
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