ニュース 電子 作成日:2015年11月16日_記事番号:T00060414
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は2018年下半期に7ナノメートル製造プロセスで量産を開始するとみられている。米ザイリンクスがFPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)チップを16ナノプロセスで量産しているが、次世代チップは10ナノプロセスを飛ばして7ナノプロセスを採用すると表明していることなどから、TSMCは7ナノプロセスの研究開発(R&D)を加速するとの見方だ。16日付工商時報が報じた。
TSMCの次世代10ナノプロセスは、16ナノ立体構造トランジスタ(FinFET)プラスと比べ、チップの密度が2.1倍となり、20%の性能向上、40%の省エネが可能だ。今年第4四半期に顧客の認証取得手続きを開始し、来年第1四半期からテープアウト(設計完了)、16年末~17年初めに量産する予定だ。
しかし業界では、10ナノは顧客の需要を満たすほど性能が向上せず、20ナノと同様に過渡期の製造プロセスとなり、7ナノプロセスの方がライフサイクルが長くなると予測されている。TSMCは、新竹科学工業園区(竹科)12インチ工場「Fab12」、中部科学工業園区(中科)「Fab15」に10ナノプロセス工場を設立しているが、その9割が7ナノプロセスにも対応する。
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