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中華航空と陽明海運、戦略提携に署名


ニュース 運輸 作成日:2015年11月17日_記事番号:T00060424

中華航空と陽明海運、戦略提携に署名

 航空最大手の中華航空(チャイナエアライン)と海運大手の陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)が17日、物流業務や電子商取引業務で戦略提携を行うことで意向書に署名した。中央社などが報じた。


署名式には孫洪祥・中華航空董事長(左2)と盧峰海・陽明海運董事長(右2)が出席し、相互の競争力強化を目指すことで一致した(17日=中央社)

 中華航空は海外に118カ所、陽明海運は210カ所の拠点を有しており、両社の幹部は、リソースを統合して業務上の相互協力を進めることで、埠頭(ふとう)でストライキが起きた際に陽明海運の貨物を中華航空が空輸したり、中華航空の航空貨物機のスペースが不足した際に陽明海運に輸送を委託することが可能になると説明している。

 また東南アジア市場において、現地で陽明海運または同社傘下の好好国際物流が急を要する貨物を空港へ輸送し、その後、中華航空が引き継ぐというリレー方式での輸送も検討している。

 この他、陽明海運が保有するフランクフルトの保税倉庫、上海のコールドチェーン(低温流通体系)向け倉庫、好好国際が先ごろ買収したブルガリアの物流会社に関する業務でも協力する方針だ。