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1ドル=33元台に下落、パリ同時多発テロが影響


ニュース 金融 作成日:2015年11月17日_記事番号:T00060426

1ドル=33元台に下落、パリ同時多発テロが影響

 台湾元の対米ドル相場は16日、1米ドル=33元を割り込み、1カ月半ぶりの安値水準となる33.022元で引けた。年内の米利上げ観測が高まる中、パリで起きた同時多発テロを受けリスク回避の米ドル買いの動きが強まり、16日は円、人民元を除くアジア通貨が対米ドルで下落した。17日付経済日報が報じた。

 台湾元の対米ドル下落幅は約0.35%だった。一方、台北外国為替市場の取引終了時刻(同日午後4時)に韓国ウォンの対米ドル下落幅は0.88%と台湾元の2倍以上だった。銀行主管は、輸出競争力強化を狙って中央銀行が終盤に再び米ドル買い介入を行った可能性を指摘した。

 銀行主管は、米国が利上げするまで台湾元は1米ドル=32.7〜33.2元で推移すると予測。ただ、現在は米ドルの好材料が多いため、1米ドル=33.5元まで下落する可能性もあるとした。

 17日正午は1米ドル=32.797元と、0.225元上昇して引けた。