ニュース 金融 作成日:2015年11月17日_記事番号:T00060427
合作金庫商業銀行は、高齢者が居住する住宅や土地などの不動産を担保として、年金形式で定期的に融資を受け取り、死後に物件処分で元利を一括返済する「リバースモーゲージ」と呼ばれる住宅ローンを12月から導入する。17日付工商時報が伝えた。
台湾では2年前、台湾土地銀行が内政部と協力し、社会的弱者を対象とするリバースモーゲージを導入したが、申請者はゼロだった。合作金庫銀の試みは、市中銀行独自の初のリバースモーゲージ商品となる。
合作金庫銀のリバースモーゲージは、年齢が満65歳以上で、住宅を保有していれば申し込みが可能だ。同行はまず、既存の住宅ローン顧客をターゲットに売り込んでいく構えだ。
合作金庫銀の融資モデルによると、市場価値2,000万台湾元(約7,500万円)の住宅を保有している場合、その8割に相当する1,600万元の融資を受けることが可能で、それを30年に分けて受け取った場合、毎月4万元以上を受け取れる計算になる。
金融監督管理委員会(金管会)もリバースモーゲージに高い関心を抱いているとされ、高齢化社会が到来する中、業界全体にも同様の動きが広がるかどうか注目される。
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