ニュース その他製造 作成日:2015年11月17日_記事番号:T00060432
太陽電池用導電性ペースト最大手、碩禾電子材料(ギガソーラー・マテリアルズ)はこのほど、中国市場の需要を満たすこと、およびコスト低減を目的として、同国への新工場建設を決めた。現在用地を模索中で、蘇北地区(江蘇省北部)となる可能性が高いという。証券会社は、世界の太陽電池用導電性ペースト市場規模が10%成長した場合、同社は20%の成長が見込めるとの見方を示した。17日付工商時報が報じた。
ギガソーラーの李朝欽副総経理は、中国での太陽電池用導電性ペーストの製造コストは台湾より低い上、台湾から供給する場合、輸送費や関税などコストが6%かかるため、現地での工場設置を決めたと説明した。
なお同社は今年4月以降、10月まで7カ月連続で単月売上高が過去最高を更新しており、通年では前年比50%成長となる見通しだ。
ギガソーラーの太陽光発電所事業では、7月に買収した福岡県の発電所が9月に稼働した。同社は現在、福岡の他、日本で千葉県、福島県に太陽光発電所を運営しており、発電装置容量は合計25メガワット(MW)、台湾の発電所を加えると32MWとなっている。
さらに来年には日本の岡山県でも発電所が稼働する見通しとなっている他、フィリピンやタイなどでも太陽光発電事業に乗り出すことを検討しており、李副総経理は、2017年には発電装置容量を現在の3倍に当たる100MWまで拡大する予定だと語った。
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