ニュース 電子 作成日:2015年11月17日_記事番号:T00060438
クアルコムが先ごろ発表した最新のスマートフォン向けSoC(システム・オン・チップ)「スナップドラゴン820」がクアッドコア(4コア)を採用したのに対し、聯発科技(メディアテック)の最新SoC「Helio X20」は10コア、中国の展訊通信(スプレッドトラム・コミュニケーションズ)が来年下半期に投入を予定する次世代製品は8コアとスマホ用チップ大手がそれぞれ異なるコア数を採用しており、17日付電子時報はこれが2016年の市場競争をさらに激化させると指摘した。
業界関係者によると、スマホ向けチップのコア数について業界では全体的なパフォーマンスとの関連性について意見が分かれているものの、スマホブランドのマーケティング戦略上、よりコア数の多いものを求める状況となっており、末端市場の消費者もこれを支持する傾向を示している。このため現在、各ブランドの旗艦機種およびミドル、ハイエンド機種では8コアまたは10コアチップの搭載比重が高まり続けている。
こうした中、4コアのスナップドラゴン820については、現在市販されている8コア製品よりも性能テストで上回ることが確認されているものの、サムスン電子や華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)、ソニーなど大手スマホブランドの来年のスマホ新機種は8コアまたは10コアチップが中心であることから、クアルコムも来年上半期に8コア版を投入するとの見方が出ている。
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