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豚肉1斤10元値上げへ、価格上昇に追い打ち


ニュース 食品 作成日:2008年3月12日_記事番号:T00006045

豚肉1斤10元値上げへ、価格上昇に追い打ち

 
 全国家畜肉類商業同業聯合会が、豚肉1台斤(約600グラム)当り約10台湾元の値上げを計画している。郭秋旺同会理事長が11日、「豚肉卸売業者の多くがもとが取れない状態となっているため」と理由を説明した。16日にも全国理監事会を招集して決定する方針だ。12日付聯合報が報じた。

 農業委員会の統計によると豚肉の卸売価格は、春節(旧正月)前の1キロ当り6,000元前後から11日は同6,409元(約2万1,670円)まで、既に急上昇している。過去5年間の域内平均価格は5,200元で、約23%の上昇だ。

 農業委では、豚肉の値上がりは穀物の国際相場上昇が原因とみている。短期内の相場下落は難しく、豚肉価格はさらに上がる可能性もあるという見方も示した。

 価格上昇は供給不足も一因となっている。最近各地の食肉市場でせりに出される豚の数が約1割減少しており、中華民国養豚協会の楊冠章副理事長は、「台湾全土で1,000匹余りの供給不足となっている」と話す。農業委員会の調べでは昨年末養豚農家数は1万1,000世帯余りで前年同期比で700世帯減となっている。