ニュース 運輸 作成日:2015年11月19日_記事番号:T00060473
長栄海運(エバーグリーン・マリン)、陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)は18日、アジア~米東海岸航路を12月3日から一時欠航すると発表した。アジア~北欧州航路およびアジア~地中海航路に続く今月2度目の欠航発表となる。運賃がコスト以下の水準まで下がっていることへの対応策だ。19日付蘋果日報が報じた。
陽明海運の盧峰海董事長は、今年は貨物需要が予想を下回った一方で、輸送力の過剰が解消されておらず、市場が供給過剰となり運賃が下落していると分析した。
需要期の第3四半期も振るわず、長栄海運は24億1,400万台湾元(約90億円)、陽明海運は42億3,200万元の損失を計上。両社とも第1〜3四半期累計で赤字に転落し、陽明海運の赤字は39億4,000万元に達した。
証券会社は、第4四半期の原油価格続落がコスト低減につながるほか、減便が奏功して運賃が回復することで、長栄海運は同期に損益均衡または小幅黒字となる可能性があるが、通年では両社とも黒字回復は困難と予想した。
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