ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

台比漁業協定調印、12月5日発効へ


ニュース 農林水産 作成日:2015年11月20日_記事番号:T00060497

台比漁業協定調印、12月5日発効へ

 台湾とフィリピンはこのほど、双方による漁業紛争防止に向けた台比漁業協定に調印した。林永楽外交部長と行政院農業委員会(農委会)の陳保基主任委員が19日、明らかにした。発効は12月5日となる。20日付中国時報が伝えた。


林外交部長は「台比漁業協定の調印は、馬英九総統が提唱する『南シナ海平和イニシアチブ』の精神と原則に合致する」と述べた(19日=中央社)

 同協定は2013年に起きた台湾漁船「広大興28号」銃撃事件で漁船員が死亡したことなどを受け、双方が一致した武器使用回避、取り締まりの事前通報、逮捕後の速やかな身柄釈放などの事項を明文化したものだ。

 外交部の常以立アジア太平洋司長(局長)は「協定調印で台比間の漁業問題を解決する仕組みが整備された」と評価した。

 双方が合意に至っていない隣接海域(フィリピンの陸地から12~24カイリ)での取り締まり協力については、来年1月までに協議を行う。フィリピン側は台湾漁船の操業を認めないと主張しているが、台湾側は国際法上根拠がないと反発している。