ニュース 社会 作成日:2015年11月23日_記事番号:T00060518
嘉義県の観光地、阿里山周辺では、夏だけでなく秋から冬の間も発光しながら飛び交うホタルの群れが観測でき、寒い季節に幻想的な光景を楽しめるとして人気を呼んでいる。
冬ホタルはゆっくりと草むらから飛び出し、まるで流れ星のように長く尾を引いて発光する(阿管処リリースより)
深い森と清らかな水の流れる渓谷に囲まれた阿里山は、多様なホタルの生息環境を育んでおり、標高1,000メートルエリアには「雪蛍」「山窓蛍」「神木蛍」など8種類の「冬ホタル」が生息している。
阿里山国家風景区管理処(阿管処)によると、同風景区では10月中旬から翌年3月上旬までが「冬ホタル」の観賞シーズンで、主な鑑賞スポットは▽奮起湖杉林桟道沿い▽頂石棹歩道▽頂湖社区▽光華社区▽円潭自然生態園区▽里佳賞楓(紅葉狩り)歩道──といったエリアとなる。なおホタルが頻繁に求愛行動を行い、発光が最も美しい時間帯は日没から1時間とされるため、この時期は午後6時~7時ごろが観測にベストな時間帯となるそうだ。
ただ、暦の上できょう(23日)は「小雪(しょうせつ)」と呼ばれ、季節が秋から冬へ移行する時期に当たるものの依然、30度を超える暑い日が続いており、阿里山の冬ホタルも例年に比べ数が少ないという。
幸い、来週半ば以降は気温が急激に低下する見通しで、冬ホタル目当ての観光客に幻想的な風景を見せてくれそうだ。
なお阿管処は冬ホタルを秋冬シーズンの「目玉」として定着させたい考えのようで、阿里山森林鉄道および旅行会社と共同でホタル観賞を含む1泊2日の「奮起湖冬季生態の旅」ツアーを企画。実施は▽12月2〜3日▽14〜15日▽22〜23日──の3回(1回の定員は28人)で料金は1人当たり2,599台湾元から。参加者を募集中だ。
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