ニュース 商業・サービス 作成日:2015年11月23日_記事番号:T00060530
政府の消費刺激策の一環として交通部観光局が打ち出した、台湾域内旅行に対し宿泊費の30%、1,000台湾元(約3,800円)を上限とする補助金支給、およびテーマパーク入場券をペアで購入した場合1人を無料とするプラン(いずれも来年2月29日までの利用限定)について、20日にインターネットでの予約受付を開始したところ、いずれも数量限定となっていたことから申請者が殺到。サイトが8時間にわたりダウンする事態となり、不満が噴出したため、交通部は同日夜、補助金の割当規模を拡大すると表明した。21日付蘋果日報が報じた。
台湾域内旅行で宿泊費に対する補助を受けるには、まず観光局のサイトで補助申請番号を取得し、その後、同局が運営する旅館・ホテル予約サイト「台湾旅宿網」で予約を確定する必要があり、支給は11万5,000人が上限だった。
またテーマパーク入場券についても同局が運営する「全台主題楽園網」で身分証を基に優待券をダウンロードして、印刷して持参すれば現地で優遇措置が受けられるが、こちらはペア4万組限定だった。
観光局は両プランの受け付けを20日午前10時に開始したが、たちまちアクセスが集中してサイトがダウン。回復に同日午後6時までかかった。これに対し申請希望者からは「補助政策ですら市民の不満を招かずに済まないのか」などと非難の声が上がったことから、交通部は急きょ、宿泊費補助の対象人数を23万人に、テーマパーク入場券の対象を8万組に拡大すると表明した。
なお今回の補助プランには、苗栗県の「泰安観止温泉会館」や宜蘭市の「蘭城晶英酒店(シルクスプレイス宜蘭)」など一部の有名ホテルは「作業が煩雑過ぎる」などとして参加していない。
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