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新薬の高薬価トレンド、台湾メーカーに追い風【表】


ニュース 医薬 作成日:2015年11月23日_記事番号:T00060532

新薬の高薬価トレンド、台湾メーカーに追い風【表】

 製薬業界で有効性と安全性を伴う画期的な新薬に高薬価の設定が相次ぎ、新薬認可を目前に控えた台湾メーカーは高薬価による業績拡大を期待している。23日付工商時報が伝えた。

 

 高薬価の医薬品としては、米ギリアド・サイエンシズのC型慢性肝炎、C型代謝性肝硬変治療薬「ソバルディ錠」(一般名:ソホスブビル)に1錠1,000米ドルという高価格が設定されたのが典型例だ。

 こうした傾向は、米国と台湾ですい臓がんの新薬認可を取得済みの智擎生技製薬(ファーマエンジン)やエイズ新薬で来年に認可取得見通しの中裕新薬(タイメド・バイオロジクス)、乳がん新薬の臨床試験が大詰めを迎えた台湾浩鼎生技(OBIファーマ)などにとっては追い風となる。

 晟徳大薬廠(センター・ラボラトリーズ)の林栄錦董事長は「価格で販売減を制するという高薬価トレンドが訪れる。(全体的には)医薬品市場に衝撃を与えても、台湾メーカーにとっては絶好の機会になる」と指摘した。