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TACフィルムの達輝、来年第1四半期量産開始


ニュース 電子 作成日:2008年3月12日_記事番号:T00006054

TACフィルムの達輝、来年第1四半期量産開始

 
 化学繊維の新繊実業が出資する達輝光電は11日、新竹科学工業園区竹南園区でトリアセチルセルロース(TAC)フィルム工場の起工式を行った。新工場の年間生産能力は約3,000万~3,500万平方メートル、30億台湾元(約100億円)の売上高を見込んでいる。来年第1四半期から量産に入る予定で、フル稼働状態にすると台湾市場で13%のシェアを占める見通しという。12日付工商時報が伝えた。

 同社は2006年、ドイツのTACフィルムメーカー、ローフォーを買収して、既に生産と販売を行っており、売上高は年間約8億~9億元だ。

 新繊実業は近年、パネル材料への進出に注力しており、TACフィルムは偏光板の材料となる。呉東昇同社董事長によると、政府はパネル向け部品や材料の現地生産を奨励しているが、台湾は現在、年間400億元分のTACフィルムを輸入に頼っている状態だ。達輝の資本金額30億元のうち、20億元は新光合繊が出資、10億元は行政院の国家発展基金が投入されている。