ニュース 電子 作成日:2015年11月23日_記事番号:T00060542
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の劉徳音(マーク・リュウ)共同執行長はこのほどロイター通信の取材に対し、「当社の来年の設備投資は控えめなものではなく、その額も少なくない」と述べた。設備業者によると、TSMCの来年の設備投資額は100億米ドルを上回り、過去最高を更新する見通しだ。23日付工商時報が報じた。
TSMCはインテル、サムスン電子に対抗するため、来年は10/7ナノメートル製造プロセスに重点投資し、研究開発(R&D)の加速と早期量産を目指す。また統合ファンアウト型ウエハーレベルパッケージ(InFO-WLP)の生産能力も増強する。
なお買収により生産能力を増やす計画があるかについて、劉共同執行長は「生産能力の面から魅力的な案件はまだないが、可能性は排除しない」と語った。
設備業者は、TSMCの16ナノプロセスは来年上半期の受注がほぼ満杯だと指摘。アップルのプロセッサー「A9」、「A9X」のほか、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)、クアルコム、ザイリンクスからも受注している。アップルの次世代スマートフォン「iPhone7」に搭載が予想されるプロセッサー「A10」も来年上半期に量産を開始する見通しだ。
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