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ベトナム投資開発銀行、台北事務所を開業


ニュース 金融 作成日:2015年11月24日_記事番号:T00060550

ベトナム投資開発銀行、台北事務所を開業

 ベトナムの大手銀行、ベトナム投資開発銀行(BIDV)は23日、台北事務所を開業した。ベトナムの銀行にとって初の台湾拠点だ。24日付蘋果日報が報じた。

 チャン・バック・ハーBIDV董事長は、ベトナムは環太平洋経済連携協定(TPP)、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)など重要な自由貿易協定(FTA)に参加していると指摘。台北事務所は台湾の投資家にベトナム市場の情報を提供したり、台湾企業と交通運輸、不動産などへの投資で提携したいと述べた。今後3~5年以内には台湾支店を設立し、台湾の銀行と提携してリースや個人向け金融サービスを提供したいと語った。

 開業式典に出席した金融監督管理委員会(金管会)の曽銘宗主任委員は、BIDVは法人顧客が8万社以上、個人顧客は700万人以上で、ベトナム最大の銀行だと説明した。BIDVの台北事務所設立が、東南アジアの銀行による台湾拠点設立や、M&A(合併・買収)の契機となると予測した。

 また曽主任委員は、台湾からベトナムへの昨年の投資額は5億米ドル、輸出は100億米ドル以上で、双方の経済関係は非常に良好と指摘した。ベトナムの昨年の経済成長率は5.98%、今年は6.48%の予測。人口は9,250万人で2020年には1億人を超える見通しだ。