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CPCの新三軽、エチレン増産へ


ニュース 石油・化学 作成日:2015年11月24日_記事番号:T00060555

CPCの新三軽、エチレン増産へ

 台湾中油(CPC)の新第3ナフサ分解プラント(高雄県林園郷、新三軽)では来年第1四半期に液化石油ガス(LPG)を原料とする分解炉が完成する見通しで、これによりエチレン年産量が8万トン(10%以上)増え、台聚集団(USIグループ)や東聯化学(OUCC)など川下約10社への供給不足を埋める見込みだ。24日付経済日報が報じた。

 CPCによると、新三軽には分解炉が現在8基あり、主原料のナフサと副原料のLPGをブレンドして生産している。エチレン増産にはLPGの方がナフサより有利なため、同社は分解炉の設計と輸送・貯蔵システムを変更し、LPGを原料とする分解炉1基を完成させる計画だ。

 CPCは、昨年半ばに第5ナフサ分解プラント(高雄市楠梓区、通称五軽)が前倒しで生産を停止したことで、新三軽は高雄市の林園、大社、仁武工業区などの川下石化メーカーに基礎原料を供給する最大拠点になったと説明した。