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TSMC、次世代プロセスに50億米ドル


ニュース 電子 作成日:2008年3月12日_記事番号:T00006056

TSMC、次世代プロセスに50億米ドル


 ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の張忠謀董事長は11日、新竹科学工業園区(竹科)三路と五路の12インチ工場起工式典で、新工場では50億米ドルを投じて32、22、15ナノメートル(nm)の先進プロセス技術の研究開発(R&D)を行う考えを示した。現在TSMCの主力工場「Fab12」(竹科)では90、65、45nmを中心に生産しており、今回のR&D工場計画が次世代半導体技術の幕開けとなりそうだ。

 景気が低迷しているファウンドリー業界では、今年各社が相次いで資本支出の削減を行う中、長期的な競争力維持も軽視できず、張董事長は「聯華電子(UMC)の南部科学工業園区(南科)『12B』に引けを取らない工場となる」と対抗意識を示した。

 竹科に次世代技術の拠点を置くTSMCに対し、UMCは南部科学工業園区(南科)に15億米ドルを投じて研究開発センターを設置し、また投資額ではTSMCとほぼ同等の、2基目となる12インチ工場「12B」も設置している。