ニュース 社会 作成日:2015年11月25日_記事番号:T00060572
スケートボードでさまざまな記録に挑戦することで知られる屏東県出身の呉孟龍さん(39)が24日、13時間以上かけて合歓山の標高3,275メートル地点、武嶺(南投県)までスケートボードで登り詰めることに成功、世界初となるギネス記録を樹立した。
呉さんは武嶺到着後、喜びの涙を流した(呉さんのフェイスブックページより)
呉さんは2012年12月、屏東県大鵬湾でスケートボードによる24時間での走行距離を競うギネス記録に挑戦。それまでの記録296.12キロメートルを上回る301.028キロを達成して記録を更新した。また13年12月には体が不自由な愛犬を連れ、スケートボードで12日間かけて台湾を1周し、動物愛護を訴えた。台湾では「滑板阿甘(スケートボードのフォレスト・ガンプ)」として知られている。
スケートボードによる登山は、これまでギネス記録への申請者がなく、呉さんの挑戦が世界初となった。今回の挑戦に対してギネス社からは、スタート地点からゴールまでの標高差が2,500メートル以上であることを申請条件として要求されていた。出発地点の南投県埔里鎮にある台湾地理中心碑は標高450メートルなので、標高2,950メートル以上に到達しないと記録として認められないことになる。
24日早朝4時、カラッと晴れた天候の下、呉さんは台湾地理中心碑を出発。1時間に10分休憩のペースで進み、埔里、霧社、人止関、清境農場、鳶峰を通過した。標高2,050メートルにある清境のコンビニエンスストアに到着した昼ごろには既に体力が限界に達し、しばらく休憩してマッサージを受けた後、走行を続けたが、鳶峰に到着するまでに二度も道路に倒れ込んだ。
午後4時36分、標高3,003メートルの昆陽休憩所に到着。この時点でギネス社が要求した標高差2,500メートル以上という条件はクリアしていたが、呉さんは当初の予定通りゴールの武嶺を目指した。そして午後5時51分、昆陽休憩所からの距離わずか2キロに40分をかけて、ついに武嶺に到着した。標高差は2,825メートルに達し、見事ギネス記録を打ち立てた。
呉さんは「鳶峰を過ぎたころには体力の大半を消耗していたけれど、同行してくれた家族や友人、観光客の皆さんが応援してくれたおかげで、歯を食いしばって滑り続けられました。『何が何でも台湾のために新たな世界記録を打ち立てる!』という思いで、とてもつらかったけれどやり遂げました」と笑顔で語った。
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