ニュース 運輸 作成日:2015年11月25日_記事番号:T00060577
長栄航空(エバー航空)の張国煒董事長は24日、台北松山空港の機能を桃園国際空港へ移転することは「当面は不可能」との見方を示した。25日付経済日報などが報じた。
張董事長(中)は「政治家は概念を語るのが好きだが、技術的な問題を解決しなければならない」と語った(エバー航空リリースより)
張董事長は、桃園空港で既に深刻な混雑が起きていると指摘。また、首都に空港がないわけにもいかず、離島住民の利便性も考慮する必要があると語った。また、政府の計画によると、桃園空港は第4、第3ターミナルをそれぞれ2018年、20年に、第3滑走路は30年に完成予定で、「こんなに悠長な拡張ペースで松山空港をどこに移転しようというのか」と行政効率の悪さを批判した。
松山空港の移転をめぐっては、柯文哲台北市長が先週、遅くとも20年までに桃園空港へ移転すると宣言したほか、野党民進党も来年政権に返り咲けば20年末の移転を目指すとの立場を示していた。ただ交通部は「移転は早くても桃園空港の第3滑走路完成後」との立場を崩していない。
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