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とんかつレストラン、日台ブランドが火花


ニュース 商業・サービス 作成日:2015年11月25日_記事番号:T00060585

とんかつレストラン、日台ブランドが火花

 年間30億台湾元(約113億円)規模とされる台湾の日本式とんかつレストラン市場において、地場ブランドの「品田牧場」と日系の「勝博殿(さぼてん)」、「銀座杏子日式猪排」が激しい競争を繰り広げている。25日付蘋果日報が報じた。


品田牧場の陳裕昌協理は、台湾人の口に合う味を追及し、新メニューを年に2回提供していると話した(24日=中央社)

 飲食チェーン最大手、王品餐飲傘下の品田牧場は現在、台湾全土に30店舗を展開。市場シェア約30%を占めている。景気が低迷し、市民の消費意欲が落ち込んだ今年も1〜10月の売上高で前年同期と同水準の約6億5,000万元を維持している。今後も店舗網を拡大する方針で、来年は北部の百貨店やショッピングモール内に2店舗を出店。5〜10%の増収を目指す。

 一方、大成長城集団との合弁で事業を展開するさぼてんは現在、29店舗まで拡大しており、売上高も今年は既に前年比で20%成長。来年も人手が多く、集客力が強い都市部の百貨店内に5店舗の追加を計画している。

 また、六角国際事業が日本から代理権を取得して展開している「杏子」も現在12店まで増やしており、年末には12月24日に新装オープンするショッピングセンター「微風南京」(台北市松山区)内に新店舗を開設。さらに来年は6〜7店舗を出店する計画だ。