ニュース 社会 作成日:2015年11月26日_記事番号:T00060599
製紙最大手、永豊餘投資控股(YFY)の何寿川董事長と同社系の電子ペーパー(EPD)大手の元太科技工業(イーインクホールディングス、EIH)の李政昊総経理が、元太工場のフィリピン人女性従業員3人を不当に自宅のメードとして働かせていたことが分かり、就業服務法違反などの疑いで摘発された。26日付蘋果日報が報じた。
李総経理は工場からフィリピン人女性従業員3人を自宅と何董事長宅に連れていき、3年にわたりメードとして働かせていた。3人は自由な外出も制限された状況だったが、何董事長宅で働いていた2人が国慶節(建国記念日、10月1日)連休中に抜け出し、台北市政府労働局などに救済を申し立てた。その後、同局の立ち入り検査で、李総経理宅からも残る1人が見つかった。
同局は李総経理と元太にそれぞれ罰金75万台湾元(約280万円)の処分を下すとともに、背任の疑いで李総経理を告発する方針だ。元太は外国人労働者の雇用資格を取り消された。現行法令では雇用主のみが処罰対象となっており、メードの紹介を受けた何董事長は処罰を受けない。
李総経理らは3人に十分な食事を与えないなど虐待に及んでいたことも分かり、強い批判にさらされている。
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