ニュース 石油・化学 作成日:2015年11月26日_記事番号:T00060605
中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)の元総経理で、現在は東聯化学(OUCC)の総経理を務める蔡錫津容疑者(62)が中石化の工場長や社員を買収し、同社の機密資料を不正に入手した上で、中国へのプラント建設を計画していたとして摘発された事件で、中石化だけでなく、台湾中油(CPC)、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)の3社からも機密が漏えいしていた可能性が高いことが検察の調べで分かった。
有力週刊誌「壱週刊」によると、検察は先ごろ、OUCCの元頭份工場長、劉耀隆容疑者(54)からハードディスクを押収して分析したところ、中石化の機密資料1万件以上に加え、同業3社の機密資料も保存されていたことが判明したという。
苗栗地検に出頭した蔡容疑者は週刊誌の報道内容について、記者に「あれを信じているのか」と問い返し、「捜査は非公開なのでコメントできない」と述べるにとどまった。
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