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台塑の高吸水性樹脂、Q3販売が40%増【図】


ニュース 石油・化学 作成日:2015年11月26日_記事番号:T00060606

台塑の高吸水性樹脂、Q3販売が40%増【図】

 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)の高吸水性樹脂(SAP)販売は第3四半期、世界的な高齢化、中国の「一人っ子政策」廃止、新製品の発売などを受けて前期比40%増加した。なお同社のSAPは中国、東南アジア、日本、韓国を主要市場としているが、今後は中東や欧州市場の開拓を進める方針だ。26日付工商時報が報じた。

 台塑が第2四半期、日本と欧州の紙おむつ大手メーカーと戦略提携を結び発売したSAP新製品「台速保」について林健男・同社董事長は、「吸収速度が50%アップ、吸収量が15%増加、保水力が12%向上した」と強調。市場で高い評価を受けて、受注が急速に増えていることから、来年のSAP販売は全体で15〜20%成長するとの見通しを示した。

 台塑は世界7位に相当する年間20万トンのSAP年産能力を中台に抱えており、主な販売先は中国が50%、東南アジアが30%、日本と韓国が17%を占める。この他、ブラジルへの販売も開始している。