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エピスター、ボストン大特許を侵害評決


ニュース 電子 作成日:2015年11月26日_記事番号:T00060616

エピスター、ボストン大特許を侵害評決

 米ボストン大学が、同大の保有する特許「高絶縁性単結晶窒化ガリウム薄膜」に関する特許(US5,686,738)を侵害したとして台湾の発光ダイオード(LED)最大手、晶元光電(エピスター)を提訴した裁判で、マサチューセッツ州連邦地方裁判所の陪審員団はこのほどエピスターの侵害行為を認め、930万米ドルの賠償金を支払うべきとする評決を下した。なお同件は依然、上訴が可能だ。26日付自由時報が報じた。

 ボストン大は同一の特許について、億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)と光宝科技(ライトン・テクノロジー)に対しても訴訟を起こし、勝訴している。

 陪審員団はエピスターに「故意の侵害」および「誘発侵害」があったと判断。エバーライトとライトンについては直接的ではなく、エピスターの製品を採用したことで侵害行為に関わったとし、賠償額はそれぞれ400万米ドル、36万5,000米ドルと比較的低いものとなった。

 エピスターは評決に対し「結果は尊重するが失望している」とコメントした上で、上訴する意向を表明した。