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月収3万元以下の被雇用者、全体の38%【図】


ニュース その他分野 作成日:2015年11月27日_記事番号:T00060630

月収3万元以下の被雇用者、全体の38%【図】

 行政院主計総処が26日に発表した統計によると、今年5月時点の被雇用者数は約883万9,000人で、経常性給与(賞与、残業手当などを含まない基本賃金)は月平均3万6,500台湾元(約13万7,500円)で前年比514元増となった。月収が3万元以下の被雇用者は約335万2,000人と前年に比べ約13万人減少したものの、依然、全体の37.93%と高い比率を占めた。また非正規雇用の就業者数は78万1,000人となり、過去最多を更新した。27日付自由時報が報じた。

 

 被雇用者の経常性給与の金額別内訳は▽2万元以下、53万4,000人(全体の6.04%)▽2万〜3万元、281万9,000人(31.89%)▽3万〜4万元、266万9,000人(30.2%)──となった。月収4万元以下の被雇用者の割合は68.13%に上る。

 これについて主計総処関係者は、世界金融危機の影響を受けた2009〜10年には月収2万元以下の被雇用者が100万人以上、3万元以下では360万人前後に達したが、ここ数年で徐々に改善が見られると説明した。

 また、5月時点の失業者数42万人のうち「就業機会があった」者は49.18%を占め、就業しなかった原因としては「待遇が悪過ぎる」が51.7%と最多となった。

 このほか、求職求人情報サイト「yes123求職網」が45歳未満の会員を対象にインターネット上で実施したアンケート調査(実施期間11月10〜23日、有効回答数1,290件)によると、「非正規雇用を経験したことがある」との回答は62%を占め、そのうち「月収2万2,000元以下」が76%、「1万元以下」は30%を占めた。