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元大金控、越の第一証券を完全子会社化へ


ニュース 金融 作成日:2015年11月27日_記事番号:T00060637

元大金控、越の第一証券を完全子会社化へ

 金融持ち株会社の元大金融控股傘下の元大証券は27日の董事会で、子会社の元大証券亜洲金融、元大証券(香港)を通じ、ベトナムの証券会社、デーニャット(第一)証券(ファースト・セキュリティーズ、FSC)に対する未保有株式を最高1,500万米ドルで取得することを決議した。27日付蘋果日報が伝えた。

 元大証券亜洲は既にデーニャット証券に44.68%を出資している。デーニャット証券の資本金は1,350億ドン(約7億3,575万円)で、ホーチミン市、ハノイ市にも支店を置く。

 元大金控は金融当局によるアジア進出促進政策に呼応する形で海外事業を拡大しており、最近は韓国東洋証券を買収し、社名を元大証券に変更したばかりだ。インドネシアでも証券会社キャピタル・インドネシアを買収した。

 ベトナムの台湾系証券会社としては、錩新科技(CXテック)が2006年に設立したフーフン(富鑫)証券がある。現在、ホーチミン、ハノイ、ハイフォンに5拠点を展開し、2~3%のシェアがある。同社は今月19日、同業のアンタイン(安成)証券と合併することを決議した。