ニュース 電子 作成日:2015年11月27日_記事番号:T00060647
中国のコネクター最大手、立訊精密工業(ラックスシェア・プレシジョン・インダストリー)は26日、第三者割当増資で46億人民元(約880億円)を調達し、コネクターの生産能力を増強するほか、電気音響部品などその他基礎部品の開発にも乗り出すと発表した。世界の大手メーカーにワンストップサービスを提供する計画で、正崴精密工業(フォックスリンク)や鴻海精密工業への脅威が増大する恐れがある。27日付経済日報が報じた。
立訊精密の生産拡大計画のうち、USB3.1規格準拠のType-C関連が6億5,000万人民元を占める。将来的にType-Cコネクターを年9億個生産する計画だ。
あるコネクターメーカーによると、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)、小米科技(小米、シャオミ)、聯想集団(レノボ)など中国の大手スマートフォンブランドは新製品に搭載するType-Cコネクターの全てを立訊精密と共同開発している。また、立訊精密はアップルにType-Cコネクターをほぼ独占供給しており、台湾メーカーは歯が立たない状態だ。業界関係者は、立訊精密が他の部品にも参入すれば、台湾メーカーは生存の余地がさらに狭まると懸念を示した。
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