ニュース 電子 作成日:2015年11月27日_記事番号:T00060648
プリント基板(PCB)大手、燿華電子(ユニテック・プリンテッド・サーキット・ボード)の許正弘総経理は26日、宜蘭工場のA、B棟を拡張して新規設備を搬入し、来年1月に稼働させるほか、来年第2四半期にはC棟に着工すると発表した。27日付工商時報が報じた。
許総経理によるとA、B棟拡張はエニーレイヤー高密度(HDI)基板をターゲットとし、回路の細線化にも乗り出す。稼働後は10層HDI基板の月産量が現在の30万平方フィートから33万平方フィートに増える見通しだ。
一方、C棟は回路の細線化技術がターゲットだ。2017年末までに完工予定。投資額は宜蘭工場3棟で最大の約70億台湾元(約260億円)に上る見通しだ。
ユニテックのハイエンドPCB生産拡大の動きは、採用製品の多様化傾向を好感していること、近年のアップル受注開拓の成果が表れてきたことを意味すると市場ではみられている。アップル製品においてユニテックは、リジットフレックス基板がスマートフォン「iPhone」に、エニーレイヤー基板が12.9インチの大画面タブレット端末「iPad Pro」に採用されており、次はノートパソコン「Macbook Air」向けの受注を狙っているとされる。
ユニテックの10月売上高は13億9,500万元で過去2番目を記録、純利益は2億9,800万元と過去8年で最高となった。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722