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国民党、「国連復帰」住民投票のみを支持


ニュース 政治 作成日:2008年3月13日_記事番号:T00006065

国民党、「国連復帰」住民投票のみを支持


 国民党中央常務委員会は12日、総統選挙と同時に「国連加盟」「国連復帰」の是非を問う住民投票がそれぞれ実施されることについて、同党が提案した「国連復帰」に関する投票用紙だけを受け取り、民進党が提案した「台湾名義での国連加盟」に関する投票用紙の受け取りを拒否することを決議した。13日付聯合報が伝えた。

 呉伯雄・国民党主席は「党中央と選対の共通認識だ」と強調した上で、「国連復帰」を目指す住民投票の成立を目指すことで、国連参加を願う台湾人の声を世界に伝え、住民投票が不成立となった場合の外交的打撃を避けるべきだと指摘した。

 国民党の提案は、国連への「復帰」という文言を使っていることが特徴で、名義については「中華民国または台湾、あるいは加盟成功と尊厳をともに考慮した名称」で国連復帰を目指すというあいまいな表現になっている。

 住民投票をめぐっては、中台関係の緊張を懸念する米国などが反対の姿勢を示しているが、国民党は「台湾意識」が強い有権者層にも配慮する形で、独自案の住民投票への参加を呼び掛けた形だ。