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中台、10月にスパイを相互釈放


ニュース 政治 作成日:2015年11月30日_記事番号:T00060656

中台、10月にスパイを相互釈放

 国防部は30日、台湾と中国が10月中に双方で有罪となり服役していた諜報員(スパイ)を相互に釈放していたことを明らかにした。同日付中国時報が伝えた。

 中国は台湾国防部軍事情報局の朱恭訓上校(大佐)と徐章国組長を9年に及ぶ収監の末に釈放し、同13日に2人は台湾に戻った。その後、台湾も無期懲役で服役している中国のスパイ、李志豪氏を仮釈放した。中台の政治的和解を進める馬英九政権としては、任期末の成果となる。

 朱上校ら2人は2006年、ベトナムから中国に入国したところを中国の国家安全当局に拘束され、無期懲役(以後懲役20年に減刑)の判決を受け服役していた。2人はこれまで中国に拘束された諜報員では階級が最も高い人物だ。

 朱上校ら2人は空港で家族の出迎えを受け、翌日軍事情報局で拘束当時の状況などについて聴取を受けた。今後2人は慣例に従い、重要な情報収集活動からは外れ、内勤職として勤務する予定だ。