ニュース 石油・化学 作成日:2015年11月30日_記事番号:T00060669
台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)は中国・浙江省寧波で建設中のエチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)新工場について、相場低迷を考慮して来年第1四半期に稼働を延期することを明らかにした。また同じく年末にEVAの増産を予定していた台湾聚合化学品(USI)、亜洲聚合(アジア・ポリマー、APC)も市況の低迷や当局の認可が取得できていないことから稼働の延期が確定的となっている。30日付経済日報が報じた。
台塑が進めている寧波プラント第2期拡張工事のうち、アクリル酸エステル(AE)、高吸水性樹脂(SAP)などの生産ライン拡充工事は、今年相次いで完了して既に稼働している。しかし同社にとって初めての太陽光発電分野向け市場参入となるEVA新工場(年産能力7万5,000トン)については、現在の市況を考慮して延期を決めた。
一方、USIと亜洲聚合はそれぞれ生産能力4万5,000トンのEVA新工場を計画しており、うちUSIは現時点で来年第1四半期の試験生産、第2四半期の正式稼働を予定している。
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