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ペガトロン中国iPhone工場など、拡張に100億元投資か


ニュース 電子 作成日:2015年11月30日_記事番号:T00060675

ペガトロン中国iPhone工場など、拡張に100億元投資か

 和碩聯合科技(ペガトロン)の童子賢董事長によると、同社にとってアップルのスマートフォン生産拠点で2番目に大きい世碩電子(昆山)、およびアップル以外のスマホなどを生産する名碩電脳(蘇州)、康碩電子(蘇州)の工場拡張計画で、投資額が100億台湾元(約376億円)を超える見通しだ。30日付工商時報が報じた。


童董事長は5カ月以上メディアの前に姿を現さなかったことについて「生産額2,000億元を積み増すために中台間を奔走していた」と語った(28日=中央社)

 ペガトロン最大のiPhone生産拠点、昌碩科技(上海)は10月中旬から求人を停止し、iPhone6sの生産ラインを一部撤去するとの市場観測が浮上していた。一方、童董事長は観測に対し、「上海から昆山に人員を異動させており、昆山の従業員は倍増、さらに倍増する上、最大の顧客以外の携帯電話を生産する可能性もある」と話した。

 ペガトロンはiPhone受注が年々増えているが、従業員5万~6万人の昌碩科技(上海)はフル稼働ながら、工場を拡張する用地がない。このため、世碩電子(昆山)を昨年4月に稼働しており、今年末までに大型工場4基を完工し、来年下半期発売とみられるiPhone7量産に備えるようだ。昆山の従業員は現在1万人近く、4万人まで増える見通しだ。