ニュース 電子 作成日:2015年11月30日_記事番号:T00060677
28日付経済日報によると、IC設計大手の聯発科技(メディアテック)が、生産委託先に中国のファウンドリー最大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)を加える意向を持っており、台湾積体電路製造(TSMC)や聯華電子(UMC)の受注が奪われることになるとの観測が出ている。メディアテックは27日、メディアの取材に対し「委託先についてはコメントしない」と回答したものの、SMICとの協力については可能性を否定しなかった。
メディアテックはこれまで、ハイエンド製品の生産において一貫してTSMCの先進製造プロセスを採用してきており、製品の成熟度が向上した段階でグローバルファウンドリーズ(GF)やUMCに委託先を拡大するという流れとなっていた。
しかし、メディアテックは昨年、28ナノメートルプロセスで上海華力微電子(HLMC)との提携を発表するなど、中国メーカーへの試験的な委託を進めている。
なお証券会社は、メディアテックは今後、28ナノプロセス製品の一部の委託先をSMICに分散させ、TSMCへの委託製品を16ナノまたは10ナノプロセスに移行する方針で、UMCおよびGFが比較的大きな打撃を受けるとの見方を示している。
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