ニュース 社会 作成日:2015年12月1日_記事番号:T00060684
台湾煙酒(TTL)が15年物の「花彫酒(紹興酒の一種)」を使用したとうたい、5年前に発売した即席麺「花彫鶏酒」が、突如爆発的な人気となっており、コンビニエンスストアなどの販売店で売り切れが続出している。
Sigmaさんは「夜中に眠れずネットに書き込んだだけで、こんなに話題を呼ぶとは思っていなかった」と、ブームの意外な発端を打ち明けた(中央社)
この「花彫鶏酒」が急に人気となったのは、先ごろインターネット掲示板でこの商品が話題に上っているのをTTLで同商品の開発を担当した社員「Sigma(ハンドルネーム、女性)」が発見し、開発の経緯や製造方法など「おいしさの秘密」を書き込み、反響を呼んだことがきっかけとなった。
量販店大手、家楽福(カルフール)の広報担当者は、「花彫鶏酒」の売れ行きが良くないため、販売を中止しようと考えたこともあったと語る。しかしその後、同商品は台湾風味の特色が濃いことから、観光客の多い店舗を中心とする販売に切り替えたところ、まずまずの売れ行きとなったため販売を継続してきたという。
さらに今回、掲示板で話題に上ったことを受けて販売量が増加。在庫の少ない小型店舗では、入荷すればその日に売り切れる状況となっているそうだ。
全家便利商店(台湾ファミリーマート)でも、掲示板で話題となった翌日から販売量が7倍に急増。先週から品不足となっている。
TTLは現在、1カ月に約50万個の「花彫鶏酒」を出荷しているが、人気急上昇を受けて生産を急いでおり、供給不足は1カ月以内に解消すると説明している。
なおこの商品情報を掲示板に書き込んだTTL社員、Sigmaさんについてネットユーザーが調べたところ、31歳のあか抜けた美女であることが判明。このことも今回の爆発的人気を生んだ大きな要因となったようだ。
彼女の人気にあやかろうとしてか、TTLは先日、蘇癸陽・同社副総経理がSigmaさんを伴って記者会見を開き、「花彫鶏酒の人気は彼女なくてはあり得なかった」とたたえた。
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