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新社会人の初任給2.73万元、過去4年で最高に【図】


ニュース その他分野 作成日:2015年12月1日_記事番号:T00060686

新社会人の初任給2.73万元、過去4年で最高に【図】

 求人求職情報サイト大手、1111人力銀行の調査によると、今年大学などを卒業または兵役を終了して就職した新社会人の初任給は平均2万7,324台湾元(約10万3,000円)で前年比1,180元(4.5%)増加し、過去4年で最高となった。出身学部別の初任給は「理工/情報/運輸」と「医薬衛生/環境保護」が最も高かった。1日付工商時報が報じた。

 1111人力銀行の李大華副総経理は、同サイトの正社員求人のうち、「新社会人採用可能」は今年10月時点で24万5,000件と全体の71%を占め、人材需要が供給を上回っているため新社会人の平均初任給が上昇したと指摘した。新社会人を採用可能とする求人が多い業界は、上位から民生サービス、百貨店販売、従来型製造。

 なお1111人力銀行の今年3月の調査では、新卒者が期待する初任給は月3万872元だった。実際の初任給との差は3,548元と2008年の調査開始以来で2番目に大きかった。李副総経理は、新卒者の一部がまだ就職できない原因として、給与相場を読み間違えていることを挙げた。今年の新卒者のうち、全体の65%が既に最初の正社員の仕事を見つけている。