ニュース 社会 作成日:2015年12月3日_記事番号:T00060736
交流サイト、フェイスブック(FB)のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)がこのほど、自身が保有するFB社株式の99%を慈善団体などに寄付すると表明したことが話題となる中、世界の富豪がこれまでに行った寄付の金額を蘋果日報が調べたところ、台湾人ではEMS(電子機器受託生産サービス)世界最大手、鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長が約1,300億台湾元で最多だった。
郭董事長は2008年に現在の妻、曽馨瑩さんとの婚約を発表した際、「個人資産の9割を社会福祉のために寄付する」と表明、既に寄付に関する法的手続きを済ませている。中国で毎年発表される長者番付「胡潤百富榜」によると、同氏の個人資産は1,478億元となっているため、1,300億元余りが寄付されることになる。
また潤泰集団(ルンテックスグループ)の尹衍樑(サミュエル・イン)董事長も11年、約950億元に相当する財産の95%を寄付すると表明。うち30億元は、東洋のノーベル賞を目指して同グループが創設した「唐奨」に活用されている。
長栄集団(エバーグリーン・グループ)の張栄発(チャン・ユンファ)総裁も12年、保有する株式を除いた不動産などの個人資産を全て、自身の名を冠した社会福祉団体「張栄発基金会」に寄付すると表明しており、その価値は100億元に達するとみられている。
このほか、今年87歳になる奇美実業の創業者、許文龍氏は30年前に遺書を作成。その過程で「財産はどのように分けても不公平になる」との理由から「子孫に遺産は残さない」と宣言。財産は病院の建設や教育、文化、芸術の普及など「自分の好きなこと」に使うと語り、これまで数十億元に上る寄付を行ってきた。
なお世界的に見ると、マイクロソフト創業者、ビル・ゲイツ夫妻の270億米ドルや米国の著名な投資家、ウォーレン・バフェット氏の215億米ドルなど桁外れの寄付を行っているが、台湾の富豪たちも寄付への意欲では負けていないようだ。
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