ニュース 金融 作成日:2015年12月3日_記事番号:T00060745
金融監督管理委員会(金管会)の曽銘宗主任委員は2日、ベトナムから帰台し、今回の訪問中に同国政府より、台湾の金融業者によるベトナム地場銀行の株式100%買収を歓迎するとの意向を引き出したと語り、成果を強調した。地場銀行の買収について3日付蘋果日報は、生保では資金力のある国泰人寿保険(キャセイライフ)、富邦人寿保険が有利と指摘。銀行では彰化銀行がベトナム市場に強い興味を示しているという。
曽委員によると、ベトナムでは現在、国営銀行の民営化など銀行の再編が進んでおり、元国営銀行に台湾の金融業者が出資する場合は持ち株率30%に制限されるが、民間銀行の場合は100%出資が可能だという。
この他、曽委員は今回の訪越の成果として銀行業・保険業の監督における協力に関する覚書(MOU)締結や、来月に実施されるベトナム政府関係者による台湾の金融業界視察を挙げた。
なお現在、台湾の銀行10行が申請しているベトナム支店開設については、台湾新光商業銀行(新光銀行)のビンズオン省支店や兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)のハイズオン省支店などホーチミンとハノイ以外での開設に認可が下りる可能性が比較的高いとの認識を示した。
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