ニュース 食品 作成日:2015年12月3日_記事番号:T00060747
食品大手、南僑化学工業が生産した茶そば「大膳抹茶蕎麦麺」に着色剤の「銅クロロフィリンナトリウム」が違法に使用されていた問題をめぐり、同社が桃園市政府から罰金300万台湾元(約1,100万円)の行政罰を受けたことを不服として起こした行政訴訟で、台北高等行政法院は2日までに処分を取り消す判決を下した。3日付自由時報が伝えた。
同社は昨年11月に摘発され、罰金処分を受けた。台北高等行政法院は、桃園市が添加物の危険レベルを考慮せずに最高額の罰金を科したのは不当だとして、処分を取り消し、改めて同市に適法な処分を下すよう命じた。
判決は衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)などの公告に基づき、銅クロロフィリンナトリウムの危険性は高くなく、1キログラム当たり15ミリグラム未満の量を毎日摂取しても安全だとし、市政府の処分は危険性の度合いを考慮していないとした。
桃園市政府は、同社担当者が銅クロロフィリンナトリウムを麺に使用できないことを認識しながら、故意に製品に使用していたとして、重罰を下すのが相当と主張していた。
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