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中油・台電の損失額、2千億元に=経済部


ニュース 公益 作成日:2008年3月13日_記事番号:T00006075

中油・台電の損失額、2千億元に=経済部


 政府の価格凍結措置で、ガソリン価格と電気料金を据え置いてきた台湾中油と台湾電力の損失額が、今年通年で2,000億台湾元(約6,680億円)に上ることが経済部の試算で分かった。13日付経済日報が報じた。

 陳瑞隆経済部長によると、中油の損失見積額は1~5月で420億元、台電は上半期で500億元となる。現在のところガソリン価格と電気料金の値上げの考えはないという。

 今年立法院に提出された予算は、中油は利益が36億元、台電は損失が448億元で、合計で約400億元の損失となる計算だった。政府の損失見積額の2,000億元とは大きな開きがあることから、2社に対し修正予算案を立法院に再度提出するよう求めることが、12日の立法院の委員会で決議された。

 中油の潘文炎董事長によると、今年1~3月の損失額は200億~240億元の見通しで、4月から変動価格制度に戻したとしても、年末までの利益は160億元に過ぎず、通年では赤字になる。ある政府関係者は、ガソリン1リットル当たり3元、ディーゼル3.2元の値上げが必要だとみている。