ニュース 機械 作成日:2015年12月3日_記事番号:T00060754
長栄集団(エバーグリーン・グループ)の張国煒副総裁は2日、傘下の航空機部品メーカー、長栄航宇精密(EGAP)が桃園市観音区に建設した新工場の稼働式典に出席し、あいさつの中で「(同社が)台湾域内メーカーを統合し、1年後に台湾の航空宇宙産業を世界市場へ連れていく」と表明した。観測によると、長栄航宇精密は既に晟田科技、宝一科技(エアロウィン)、駐龍精密機械(DPI)など関連メーカー25社と共同でサプライチェーンを構築することで合意しているという。3日付工商時報が報じた。
観音工場には2億元を投じて台湾初のオートリベッターを導入した(2日=中央社)
張副総裁は、近年、日本、韓国、シンガポールの航空宇宙産業が急速な発展を見せていると強調し、政府に対し域内産業の育成に全力を挙げるよう呼び掛けた。一方で民間企業も同産業を台湾における次のスター産業とすべく協力する必要があると語った。
また、式典に出席した駐龍精密の王昆生董事長は、経済部工業局が既に長栄航宇を中心とする域内航空産業の新たなサプライチェーン形成に同意したと明かし、これが実現すれば年間生産額は30億台湾元(約110億円)に達するとの見通しを示した。
なお張副総裁は観音工場の稼働について「長栄集団は航空宇宙産業で製造業(長栄航宇)という最後のピースを加え、唯一無二のグループに成長した」と強調した。長栄航宇は既にGE(ゼネラル・エレクトリック)と来年から6年間にわたる開発・製造契約を締結しており、今後の需要拡大に向け来年1月に観音工場の第2期拡張に着手。2017年に量産を開始する計画だ。
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