ニュース 電子 作成日:2015年12月3日_記事番号:T00060757
新竹科学工業園区(竹科)管理局によると、NAND型フラッシュメモリーコントローラICメーカーの擎泰科技(スカイメディ)は従業員48人のうち11月末に30人を解雇し、来年2月、3月にもそれぞれ2人解雇する予定だ。同社は2日、「経営難のため人員削減によりコストと経費を削減するのが目的だ。解雇手続きは法に従って行っている。今後も新規顧客開拓に注力するほか、第三者割当増資を実施して資金と戦略パートナーを引き入れる方針だ」と説明した。3日付経済日報が報じた。
スカイメディはかつてインテルやサムスン電子といった半導体大手の出資を受け、2011年1月下旬に興櫃市場(未公開株取引市場)での基準株価は一時300台湾元(約1,100円)に上り、同市場で最高の株価となった。同年11月に店頭公開を果たし、同年の1株当たり純利益は6.46元だった。
しかし12年から業績が急降下し、13〜14年は2年連続で1株当たり純損失が7元を上回った。昨年と今年に大幅減資を行ったが、今年第1〜3四半期の1株当たり純損失は9.57元に達している。今年も黒字転換は絶望的で、4年連続で赤字を計上する見通しだ。なお2日の同社株価終値は10.2元で、5年足らずで96%以上下落した計算だ。
スカイメディにはICパッケージング・テスティング(封止・検査)大手の京元電子(KYEC)が5.7%、メモリモジュール大手、威剛科技(Aデータ・テクノロジー)の陳立白董事長が個人で3.7%出資している。
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