ニュース 電子 作成日:2015年12月3日_記事番号:T00060758
中国の液晶パネル大手、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)は2日、中国・安徽省合肥市で世界最大となる第10.5世代工場に着工した。2018年第2四半期に稼働予定。65、75インチのテレビ用パネルを生産する。月産能力は9万枚(ガラス基板投入ベース)を計画。業界では、友達光電(AUO)や群創光電(イノラックス)に短期的な影響はないが、長期的にはパネル市場の供給過剰が悪化する可能性があると懸念されている。3日付経済日報が報じた。
市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーの邱宇彬シニア研究協理は、BOEの10.5世代工場のガラス基板サイズ(3,370mm×2,940mm)は現在主流の8.5世代より80%大きいと指摘。同工場の生産能力増加に伴い、BOEの生産能力はAUOとイノラックスを上回る見通しだ。
ウィッツビューの統計によると、2014年の65インチ以上のテレビ用パネル出荷枚数は150万枚で、全体の0.6%にとどまったが、今年は680万枚(全体比2.5%)、来年は830万枚(全体比3%)まで増える見通しだ。邱シニア研究協理は、65インチパネルは現在、台湾、韓国メーカーが主要サプライヤーで、うちAUOとイノラックスは減価償却が終わった大規模な6世代ラインで生産しており、コスト優位性があると指摘した。
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