ニュース 電子 作成日:2015年12月3日_記事番号:T00060759
台湾IC設計業者の来年の製品計画が相次いで明らかとなり、各社ともウエアラブル(装着型)端末、モノのインターネット(IoT)、カーエレクトロニクス関連ICの出荷量が軒並み前年比3割以上増えると見込んでいることが分かった。パソコン、モバイル端末、スマートフォンなど向けICを上回る成長率だ。3日付電子時報が報じた。
あるIC設計業者は、アップルが今年4月に発売した腕時計型ウエアラブル端末「アップルウオッチ」初代機種はあえなく売れ行き不調となったが、次世代機種が来年巻き返し、世界のウエアラブル端末市場を再び盛り上げると予想。またブランド、受託生産各社の同市場参入が相次いでおり、関連ICの出荷増が期待できると述べた。
また、来年はIoT関連の最終製品発売が相次ぐと予想する。IoT市場は現在プラットフォームやソフトウエアプロトコルの開発、ファームウエア設計が中心だが、無線接続やスマート制御関連ICの大きな需要を見込んでいる。
カーエレ分野では、自動車各社が電気自動車(EV)、先進運転支援(ADAS)システム、無人運転車の開発に相次いで乗り出しており、関連のアナログ、センサー、オーディオビジュアル(AV)、コントローラ、転送ICの搭載率が顕著に高まると見込む。カーエレ向けICは比較的高価なため、より収益が期待できるという。
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