ニュース その他分野 作成日:2015年12月4日_記事番号:T00060766
中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会(海協会)の陳徳銘会長は3日、自由貿易港区に指定されている宜蘭県の蘇澳港を訪れ、福建省で今年新たに自由貿易試験区(FTZ)となったアモイ、福州、平潭の3都市はいずれも台湾の自由貿易港区との提携を強く望んでいると表明。福建省のFTZが他者と交流することになって両岸(中台)協力の機会が失われれば残念で、台湾側は危機感を持つべきだと訴えた。4日付工商時報などが報じた。
陳会長(右)は宜蘭伝統芸術センターも訪れ、台湾の人形劇文化も体験した(3日=中央社)
陳会長はまた、中国が「一帯一路(海と陸のシルクロード経済圏)」で南方に進出する際は連絡港が重要で、台湾が最良の選択肢だと強調した。中国資本による台湾の港湾、インフラへの投資や、中国からの観光客訪問を見込んだ観光地開発、養老関連産業への投資ができるようになるとよいと語った。
陳会長はこの他、中国は依然世界経済のエンジンであり、中台は最高の補完性を持っているため、台湾人民と経済発展を考える政治家は、正しい判断と実践を行うべきだと注文を付けた。その上で、認識の一致していない政治問題で無駄に摩擦を高めれば中台双方にとってマイナスで、台湾側にとってデメリットがより大きいと指摘した。
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