ニュース 運輸 作成日:2015年12月4日_記事番号:T00060769
米不動産サービス大手、シービーアールイー(CBRE)がこのほど発表した世界の物流拠点に関する調査報告書において、今後10年で中国の北京、杭州(浙江省)、南京、蘇州(江蘇省)、および韓国の釜山が物流センターとしての機能を急速に向上させ、アジア太平洋地域における物流の新たに中心都市に成長するとの見方が示された。一方、世界の港湾都市ランキング14位の台湾の高雄市は「未来の新興物流拠点」に選ばれておらず、4日付聯合報は、その地位が脅かされることになると指摘している。
新興物流拠点として挙げた都市についてCBREは、インフラ建設の推進、物流施設への投資、ビジネス環境の整備、一定の市場規模といった条件を備えており、将来的に世界的な物流の中心地となると指摘した。
CBREはまた、電子商取引が普及する中、市場への製品供給スピードが成否の重要な鍵を握ると指摘。24時間以内の配送サービスなどの登場で、流通チェーンのあり方や消費者の認識に大きな変化が起きており、今後の物流拠点として発展するには物流倉庫の現代化や地理的条件が必須となるとの見方を示した。
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